よりどころを探す旅に出ませんか?「同行二人・松下幸之助と歩む旅」
夏と言えば、旅。
この夏、私は神様と共に歩く旅を始めました。
自分がこれから何をすべきか、どうあるべきかを常に考えるよりどころを手に入れるために。
言わずと知れた、経営の神様、松下幸之助。今の不透明な時代にあって、改めて注目されています。
また、先日読んだ「ちょいデキ!」では、著者の青野さんも再三、松下幸之助の考え方について触れておられました。
そこで、腰を据えて、松下幸之助について研究しようと思い読み始めたのが本書。
「本書は、松下幸之助という不世出の経営者の人生をたどっていくことで、みなさんに彼との「同行二人」を体験していただこうという試みである。彼のとった行動と決断を追体験していただくことで、「松下幸之助ならこうしたのではないか」という、人生を歩いていく上での頼もしい杖を手に入れていただければと祈りながら、彼の歩んだ「道」の物語を始めることにしたい。」(序章から引用)
まさしく本書の狙いと、「魅力」がこの部分に凝縮されています。
松下幸之助は、数々のとてつもないエピソードと思想を残し、今のパナソニックを築き上げました。
しかし、幼少期からじっくりと彼の人生を追いかけてみると、最初からできあがっていたのではない、苦悩して歩んでおられた足跡をうかがい知ることができます。
幸福とは言えない幼少期の家庭環境、独立への道筋、会社の厳しい状況、精神面の成長、従業員との絆、販売店との関係。。。
そんな境遇や経験を実際に生かし、実績を出し、そして思想にまで高めた。
私たちでも、その考え方を自分の生活に生かし、何らかの実績を出すことができるかもしれません。
その意味で一番の収穫は、
- 多くの思想は、実際の体験と徹底した思考により生まれたこと
- 最初から神様ではない、努力して成長してゆく典型的な大器晩成型であったこと
- 94歳で亡くなる直前まで、自分の理想の実現に向けて活動されたこと
を知ることができたことです。
私が松下幸之助のようになることは無理ですが(笑)、努力すれば近づくことができるんだと感じました。
その努力の方向性を示すのが、松下幸之助が遺していった数々の言葉と思想。
例えば本書で触れられている、
- 素直な心
- 日に新た
- 社員稼業
- 共存共栄
- 自主責任経営
などは、個人と組織にとって普遍的なものであり、どこにでも応用できるものだと思います。
私は「素直な心」を身につけたいとかねてより思っていますが、これがきわめて難しい。全然ダメです。
でも、松下幸之助「1日1話」で「毎日素直な心になりたいと毎朝願い夜反省することを、1万回、30年くらいやると素直の初段になれる」と言われていますから、何十年か続ければそうなれるのかもしれませんね。
素直な心を身につけるべく、改めて日々願い反省することを始めました。
最後に、私が特に気に入った言葉を引用します。
Youth ~青春とは~
青春とは心の若さである。
信念と希望にあふれ、勇気にみちて日に新たな活動をつづけるかぎり、
青春は永遠にその人のものである。
いくら年を取っても、青春であり続けることができます。
でも、信念と希望と新たな活動が無ければ老いてしまう。いつも、心にとめておきたい言葉です。
この本に掲載されている多くのエピソードと言葉、思想をいつもよりどころにして、日々過ごしていきたいと思います。

しんりん


